マッテオ・ゴフリラー 1701 モデル チェロ オーダーメイドで製作したゴフリラのコピーです。ポプラの一枚板を裏板に使用しました。 ボディ:753mmアッパーバウツ:354mmCバウツ:237mmローワーバウツ:459mm弦長:692mmストップ:400mm

2021 Matteo Goffriller Cello ca.1701



これまではクレモナの巨匠を中心に名器を紹介してきましたが、今回はヴェネチアに舞台を移しましょう。特にヴェネチアで作られたチェロは、ライバルであるクレモナで作られたものに勝るとも劣らない質を誇ることで有名ですよね。 ヴェネチアでの楽器作り 一大都市国家として強大な力を持っていたヴェネチアには古くから弦楽器製作の伝統がありました。特に16世紀中頃から17世紀初期にかけては、極めて高品質のリュートやヴィオラ・ダ・ガンバが次々に生み出されていました。しかし、17世紀も中頃を過ぎると需要が減ったのか、リュート、ガンバ作りは共に急速に廃れてしまいます。そして、17世紀後半にこれらの楽器に取って変わったのがヴァイオリン属の楽器です。 現在ではヴェネチアの名工として知られるほとんどのヴァイオリン製作者は、実際にはヴェネチアの生まれではなく、移住民でした。ドメニコ・モンタニャーナ (Domenico Montagnana) はレンディナーラ、サント・セラフィン (Santo Serafin) はウーディネ、ピエトロ・グァルネリ (Pietro Guarneri) はクレモナにそれぞれ生まれています。 そして、今回お話しするマッテオ・ゴフリラ (Matteo Goffriller) は、当時ドイツ語圏であった南チロルの街、ブリクセン (伊:ブレッサノーネ) の出身です。 ゴフリラの生い立ち マッテオ・ゴフリラは、1659年2月、大家族の末っ子として生まれています。マッテオの姉であるカテリーナは一足先に故郷を離れヴェネチアに移り住んでおり、1658年頃から1672年まで、弦楽器職人マッテオ・カイザーの家に女中として仕えていました。まだ幼い頃から、姉を通してカイザーの仕事ぶりなどを聞かされていたことが、ゴフリラをヴァイオリン作りの道へと進めることになったのでしょうか。カイザー一族も北チロル、フュッセンの出身であったため、同郷の民として親近感も強かったのかもしれません。 ゴフリラがヴェネチアに移るまで彼がどこで何をしていたのかは、よく分かっていません。おそらく生まれ故郷であるブリクセンから50kmほど離れたボツェン (伊:ボルツァーノ) で活動していた製作者、マティアス・アルバーニ (Mathias Albani) のもとで、ヴァイオリン作りとしての技術を身につけていたのではないかと考えられます。 ゴフリラは1685年、26歳の時にヴェネチアに移住しています。既に職人としてかなりの経験を積んでいた彼は、マッテオ・カイザーの甥で、主にリュート作りを営んでいたマーティン・カイザー (Martin Kaiser) […]

【名器のお話し】 マッテオ・ゴフリラー 『ジャカール・ベルゴンツィ』


jacことjapan artisan cinemasがプロデュースする新商品のプロモーションビデオに参加しました。 新しいコンセプトのオイルなのですが、革や木製品のメンテナンスや金属のさび止めにもなります。椿油と用途は似ていますが、ベースとなっているのはバイオリン製作とも縁のある亜麻仁油だそうです。香りもついていますが、あくまでも自然な感じで好印象でした。 動画では普段の作業風景の他、現在製作中のビオラとチェロが登場します。映像ではなく、実際に見学してみたいという方は、ぜひご連絡ください。新型コロナウイルスの感染予防対策は万全にしております。

【動画】jacのPV撮影に協力しました


メンバーである関西弦楽器製作者協会のリレーコラムへ投稿しました。こちらからご覧ください。 また、過去掲載分のコラムはそれぞれ以下のリンクからご覧いただけます。 第89回 2015年2月 ターニングポイント 第139回 2017年5月 トリビュート 第176回 2019年4月 デシジョン

関西弦楽器製作者協会【連載コラム】



ガスパロ・ダ・サロ モデル ビオラ 412mm ガスパロ・ダ・サロの412mmモデルです。こちらで紹介している420mmモデルとは異なり裏板と側板にはメープルを使用しています。 2019 Gasparo da Salo Viola 420mm 販売中です。価格は、1,320,000円 (税込み) になります。 試奏をご希望の方はお早めにお問い合わせください。 5月7日(金) ~ 5月9日(日)に秋葉原UDXにて開催される、弦楽器大展示会に出展予定の楽器になります。会場にてお試しいただけますので、ぜひこの機会にどうぞ。 ボディ:412mmアッパーバウツ:200mmCバウツ:137mmローワーバウツ:235mm弦長:368mmストップ:217mm ビオラの試奏を希望される方は、こちらのフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2020 Gasparo da Salo Viola 412mm


昨年秋に続き、今年5月7日(金) ~ 5月9日(日)に秋葉原UDXにて開催される、弦楽器大展示会にJapan Master Violin Makers の一員として出展いたします。 島村楽器㈱ シマムラストリングス秋葉原が主催するイベントで、弦楽器関連企業が集まり、楽器はもとよりケースやアクセサリーなども展示されます。 入場料が無料なうえ、ミニコンサートもお楽しみになれますので、この機会にぜひお越しください。 新型コロナウィルス感染防止対策が充分にとられたうえでの開催ですので、安心してご来場いただけます。 私と直接お話をされたい方は、なるべく事前にお問い合わせください。会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。 【4月27日追加情報】緊急事態宣言が発令されましたが、感染予防対策をより一層強化して予定通り開催されることになりました。詳しくは主催者の関連ページをご覧ください。

【参加します】弦楽器大展示会 in 秋葉原UDX 2021


ただ今、ガスパロ・ダ・サロのビオラ、406mmと412mmのモデルをそれぞれ製作しています。こちらで紹介した420mmのガスパロとは異なり、どちらも裏板と側板には一般的なメープルを使っています。2019 Gasparo da Salo Viola 420mm 412mmのモデルは2020年11月から、406mmのモデルは12月中旬以降から試奏可能になります。ご興味がある方は、お早めにご連絡ください。ご希望のビオラが仕上がりしだい、お問い合わせをいただいた順に日程の調整をいたします。ご了承ください。 更新 (11.3.2020): 412mmモデルは完成いたしました!2020 Gasparo da Salo Viola 412mm

【現在製作中の楽器】Gasaparo da Salo Viola 406mm, 412mm