ローアーバウツを描く
Part 1の手順を追って完成したのが、これから楽器の輪郭を描いていくための要になる枠となります。
まずはローアーバウツから描いていきます。
コンパスをNPの長さに合わせます。
NPを半径として、Nが中心になる弧を描きます。
Nを中心として半径がNP-1/2XPとなる弧を描きます。
pの縦線から水平に図ったときに1/2XPになる短い線を、その弧に交わるように引きます。
p’側も同様にします。
さきほど描いた弧と線の交点を中心にして、半径が1/2XPの円を描きます。
eの垂直線からpの垂直線までの距離を5等分にし、eから2つ分のところのX線上に印をつけます。
その印を中心にして、半径がXPになる弧を、1つ前の工程で描いた円に交わるように描きます。
上で描いた弧と円の交点を中心として半径がXPとなる弧を左右に描きます。
同じ交点を中心にして、今度は半径がXP+1/3XNとなる弧を描きます。
X線から1/3XN下がった場所に短い水平線を、先に描いておいた弧と交わるように描きます。
上で描いた弧と水平線の交点を中心にして、半径が1/3XNの円を描きます。
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