モンタニャーナ チェロ
モンタニャーナのチェロは、ストラディヴァリのチェロなどと比べると、ずんぐりむっくりとした輪郭をしています。堀が浅く力強いアーチと伴い、この体型が独特で馬力のある音色の鍵となっているようです。ただ、ボディのくびれた部分(Cバウツ)の横幅が広いため、弓が表板のエッジに当たりやすくなり、演奏に支障をきたすことがあります。私が製作するときには、ネックの高さ、角度、またボディの輪郭などに工夫をこらし、そのようなことが起こらないようにしています。
表情豊かでパワーもありますが、高音を弾いても決して耳障りにならない音色のチェロです。
ボディ: 747mm
アッパーバウツ: 358mm
Cバウツ: 254mm
ローワーバウツ: 445mm
弦長: 695mm
【更新】こちらにこのチェロが使用されているコンサートの動画があります。あわせてご覧ください。